何かやりたいけど、何をしたら良いのかわからない、やりたいことが見つからない。
そんな自分を「ダメな自分」と卑下していませんか?
あの人は人の役に立つことをやっているのに、私はやりたいことも見つからないと他人と比べていませんか。
もし、やりたいことがわからないことに、焦ったり、悲観的になっているとしたら、ちょっと視点を変えてみてください。
やりたいことがわからないとき、それは自分のことを知るチャンスであると。
なぜなら、自分のことがわからないと自分が何をしたいのかわからないからです。
やりたいことを見つけたいなら、まず、自分を知ることから始めてみてください。
やりたいことを見つけるための2つの質問
やりたいことは自分以外の外側からやってくることはなく、自分の内側にしかありません。
今、やりたいことがわからなくても、自分のことを知ったら、そこからやりたいことが見つかるかもしれません。
自分の内側をのぞいて、やりたいことを見つけてみましょう。
自分の内側を見る質問
次の質問に好きなように答えてください。答えはいくつでも構いません。
1.今まで生きてきた中で、居心地の良かったことや、楽しかったことは?
例)空想の中に入り、いろいろな所に行ったりしたこと。
家族とバーベキューをしたこと。
2.何が得意ですか? 何が好きですか?
例)絵を書くこと。1人になること。パン作りの生地をこねること(無心になれるから)
こんな風に質問に答えていくと、好きだったことや、楽しかったことが思い出され、「またやってみたいかも!」と自分の内側から「やりたいことを」見つけることができます。
絵を描くことが好きなら、外に出てスケッチをしてみるのはどうでしょう。
パン生地をこねるのが得意なら、パンを頻繁に作ってみてもいいでしょう。
いろいろな所に出かけたことが楽しい記憶として残っていて、一人になる事が好きな人なら、一人で居心地の良いカフェに行きその場の雰囲気にひたってみてください。
こんな風に書き出したものから連想して、簡単にできることから始めてみてもいいかもしれません。
やりたいことがわからない原因
質問に答えてみたけど、やりたいことがわからない場合、2つの原因が考えられます。
1.優先順位が決められない
もし、上記の質問にたくさん答えられたのなら、もしかしたらやりたいことの優先順位が決められずにモヤモヤして、「やりたいこと」がわからない状態になっているだけかもしれません。
その時は、やってみたいことから始めてみて、違うかもと感じたら次のことをやってみるのも1つの方法です。
昔は継続が美徳でしたが、今は変化がキーワードの時代。1度「やりたいこと」を決めても、ほかに興味が沸いてきたら、サッと次のことを始めてみることも、悪いことではありません。
2.「やりたいこと」は立派でなければと思っている
もしかしたら、「やりたいこと」は、「自分の成長につながることでなければ」とか「人のためになるようなことでなければ」と、やりたいことに関して、自分で枠を決めていませんか?
やりたいことは人のためになるような立派なことじゃなくて良いんです。「自分のやりたいこと」を続けた結果として人のためになっていることもあるからです。
自分の内側にある、小さな興味を育てることで「やりたいこと」は作られます。立派なことじゃなくても、小さな興味を見逃さないようにしてみてください。
何かを目にして、気になることはすぐに調べてみると、そこからまた興味が湧いてきて「やりたいこと」に繋がるかもしれません。
やりたいことを見つけるために大事なこと
前述の質問に答えてみても、「やりたいこと」がわからない、興味が持てることがない場合は、「今は何かをやるときじゃないんだ」と、やりたいことが見つからない自分にオッケーを出してあげることが大切です。
「今は、何かをやるときじゃないんだ」と自分で認めてあげると、「そのままの自分でいいんだ」と何かをやらないといけない自分から解放されます。
心に余裕ができると、あれやってみようかなと興味がでてきて、「やりたいこと」につながるかもしれません。
自分のことを知ることが、 「やりたいこと」を見つける近道になります。
もう一度言います、「やりたいこと」は自分以外の外側からやってくることはなく、自分の内側にしかないのです。