「一年の計は元旦にあり」ということわざからもわかるように、物事は初めが肝心という考えのもと、「今年はどんな一年にしよう?」と抱負を立てる人は多いでしょう。
しかし、新年の抱負を立てても継続できずに「三日坊主で終わってしまった」という人や、「年末には、新年に立てた目標のことを忘れていた」という人も少なくありません。
わたしたち、アイアイ・アソシエイツでは、参加者全員で新年の抱負を創作する「新年創作の会」を14年にわたり開催。望んだ1年が実現するだけでなく、想像もしなかった未来がやってきた人が続出しています。
そんなパワフルな実現力がある、わたしたち流の新年の抱負・目標の立て方と、実現の秘訣について紹介します。
抱負とは?
抱負とは、心の中で抱いている決意や願望のこと。
「物を捨てて、スッキリした部屋で暮らす」「新しい人と出会う」「仕事でトップの成績をとる」など、仕事や恋愛、健康など人生全般における様々なテーマから抱負を設定できます。
新年の抱負・目標を立てるメリット
新年の抱負や目標を設定するのは、大きなメリットがあります。それは、無意識だったことに意識的になり、望みを実現しやすくなることです。
わたしたちの新年創作の会では、新年の抱負を立てるときに「〇〇な1年にする」と宣言し、具体的にどんな行動をするかを決めます。
新年の抱負を立てることで、心の中に抱いていた望みや決意を取り出して、存在させることができます。
たとえば、「今まで、そんなこと意識したことがなかった!」という新たな自分が顔を出したり、「ぼんやり感じていたこと」が具体的に言葉になったり、無意識だったことがあなたの意識にのぼる、ということです。
物ごとを意識できると、「こんな1年にしたい」という望みを実現するために自然と行動を起こしたり、必要な自分の能力が引き出されたりします。「望んだ1年を送る自分」が主役の世界で人生が動き出すので、「抱負」という形で望みを意識化することが大切なのです。
新年の抱負を立てる前にやるべき2つのこと
新年の抱負を考える前に、ぜひ行って欲しい2つのステップがあります。それが、「前年を振り返る」ことと「完了する」ことです。
振り返りとは?
前年に起きた出来事を良いことも悪いことも含めて、「起きた事実」として「あった」と認めること。
- どんな体験があったか
- 何ができて、何ができなかったか
- 出来事に対してどう感じたか
などを振り返ります。
完了とは?
1年間で起きた出来事に区切りをつけて、「そのままで良し」と受け入れます。これにより、すべての体験を完了させます。
「振り返り」と「完了」を行う理由
新年の抱負や目標を立てるとき、こんな風に考えてしまいませんか?
「去年は●●だったから、今年はこんな風にしたい」
ほとんどの人が、過去の体験にもとづいて考えがちです。それは、過去の自分に縛られていると言ってもいいかもしれません。
「振り返り」と「完了」を行うと、前年の出来事に縛られず、新しい年をまっさらなゼロの状態から考えることができます。
いったんゼロの状態になるということは、「自分にはあらゆる可能性がある」という前提で、物ごとを考えられるということ。
自分に制限をかけずに、無限の可能性のなかで「どんな1年にするか」を考えられるので、よりわくわくした計画を立てられます。
そのため、わたしたちは、「振り返り」と「完了」を行うことをおすすめしています。
振り返りのやり方
それでは紙とペンを用意して、次の問いの答えを書き出してください。
- 去年はどんな目標を立てましたか?
- その目標はどうなりましたか?
- 取り組んでみて、どう感じましたか?
去年の目標を振り返る時のコツは、具体的に書き出すことです。
・いつ
・どこで
・誰と
・どんな出来事が起きたか
・その体験を通して学んだことは何か
目標を立てていない人は「何も目標を立てなかったな」「なんとなく1年を過ごした」でもOK!
自分が過ごした1年のありのままを振り返ってください。
完了のやり方
「振り返り」を行ったら、次は、「完了」を行います。
- 振り返った内容に関して、自分がもう一度取り組むとしたら、どう取り組みますか?
- 「20××年(振り返りをした年)をこれで完了します」と、口に出して宣言します。
これで、前年に引きずられずに、新しい自分で新年を創作できるはずです。
抱負が実現する秘訣
新年の抱負を実現しやすくなる秘訣があります。
- 新年の抱負を立てるときに考えすぎないこと
- 新年の抱負を立てたあとに、「観察」すること
それぞれのポイントについて、詳しく解説しますね。
秘訣1 考えすぎない
新年の抱負を立てるとき、深く考えすぎずに、「思いつき」や「直感」を大切にすることをおすすめします。
思いついたことに対して、「こんなこと無理」「目標が高すぎる」と感じるかもしれません。ですが、あなたの中に存在しないものは、出てきません。その思いついたことが、案外、自分が本当に望んでいることなのかもしれません。
あまり深く考えず、新年の抱負を立てることを楽しんでみてください。
秘訣2 観察する
望んだ1年の実現を後押ししてくれる、もう一つ大事なことがあります。それが、「観察」です。
「観察」とは、「こんな一年にしたい」という新年の抱負を実行している自分を客観視すること。
新年に立てた抱負に対して
「わたしは何をしている?」
「どんな風に感じた?」
こんな風に、行動や考え、感情など、様々な視点から自分を「観察」してみてください。観察が望みの実現を後押ししてくれるはずです。
観察で現実化が加速する理由
観察の効果は、2つあります。
- 「今の自分」を自覚できる
- 創作したことを日常的に意識できる
1.「今の自分」を自覚できると…
「この行動は、意図した方向と違うところに向かっているな」「この考えが、進むことを止めているな」と気づけるので、軌道修正ができます。そのため、望んだ一年に向かって、遠回りせずに進んでいけます。
2.創作したことを日常的に意識できると…
人は意識をしたことに関して自然と情報を集め出します。
たとえば、「車を買おう」と意識した途端に、購入を検討している車を街中でよく見かけるようになります。
その車を見かけるたびに「こんなに静かに走るんだ」「このくらいの駐車スペースだとギリギリだな」と、意識したこと(検討中の車)に対しての気づきを得たり、理解や考えが生まれます。
新年に立てた抱負を日常的に意識すると、望んだ一年にするために必要な情報やヒントが得られたり、出来事や物事に対しても「抱負」と関連づけて考えられたりするようになります。
そのため、望んだ1年が実現するスピードが加速するのです。
ですが、観察=自分を客観視することは、簡単ではありません。「自分のことは、自分ではよくわからない」方も多いと思います。そんな方は、第三者の視点を借りるのがおすすめです。
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